更新日:2013-07-22
圧縮、解凍ソフトにはさまざまなソフトがありますが、今回は「Lhaplus」というソフトを使っている方からのご相談。
このソフト、非常にシンプルな操作で使われている方も多いのですが、開発者さんがすでに開発をやめていて、数年前からアップデートされておりません。
出来たら更新がしっかりされているソフトを使いたいところですけど、それを補うほど操作性を気に入られている方が多いのも事実です。
さて、このソフト、普通にインストールしますと、デスクトップにLhaplusのアイコンが作られます。
通常であれば、このアイコン上に圧縮したいファイル、解凍したいファイルをドラッグすれば、圧縮、解凍してくれます。
圧縮する場合、ドラッグすると
こんな感じで圧縮できます。
ところが、Office2007以降で採用されている新しい形式のファイルを「圧縮しようとして」ドラッグすると・・・
なぜかこんな形で、圧縮されずに いろいろなファイルに展開されてしまいます。
なぜでしょう。
実は、この新しいOfficeのファイル形式と、Lhaplusの動作に原因があります。
Lhaplusの設定画面なんですが「ショートカットを下記の場所に作成します」という欄に注目ください。
実は、インストール時に何も指定しないと、解凍アイコンのみがデスクトップに作成されます。
圧縮アイコンと、解凍アイコンの両方にチェックを入れると
こんな感じで、2つアイコンが表示されるんですね。
こうして、「Lhaplus圧縮」アイコンにOfficeのファイルをドラッグするときちんと圧縮されます。
あれ?じゃあ最初の例はOfficeのファイルを解凍したことになるの?
ってなりますよね。
そうです。
実は、新しいOfficeのファイル(docx、xlsxなど)は実質はzipファイルなんです。
試に、Officeファイルの「拡張子をzipに変更」してみると。
ほら、普通に解凍ができます。
この辺のページにも詳しく書かれています
Office 2007における新ファイル・フォーマット採用の理由
また、デスクトップにアイコン増えるの嫌だなぁ、という場合は
圧縮したいファイルを右クリックしてコンテキストメニューから選択することで圧縮できます。
この動作はLhaplusだけでなく、他の圧縮解凍ソフトでも同様の現象は出ますので、ご注意ください。